「英語を読むとバカになる」と言った人の考え方
薬師寺仁志著「英語を学べばバカになる―グローバル思考という」光文社新言は好著である。ただし英語学習本ではない。題名のとおり、公私にわたる日本人の英語熱批判の本である。著者は「私が持っている唯一の乗り物は、自転車」「今でも英会話は苦手」と告白する45歳の社会学助教授だが、好ましい。
「英語を学べばバカになる」ということだが、もちろん、英語を学んでもバカにはならない。日本人の英語に対する意識と状況が「バカ」だ、といっているのである。この本は過激なタイトルの割にはしっかりとしたまともな本である。ある意味、というか、かなりの部分で、アメリカ批判論、グローバル思考批判でもある。
薬師寺氏はこのようにいっている。「2000年のデータによると、アメリカでは、たとえ大学生になっても外国語の履修者がわずか6%にすぎないらしい。大学生でも、その95%は外国語を学ばないのだ。アメリカの語学教育は、世界最低水準であるとさえ言えよう。
一方、日本では全国の中高生が必修で、一般的にも2015年、ベルリッツ、イーオン、ECC、CoCo塾の4つで1000校を超える英会話スクールがあって、まだまだ大盛況であるかどうかは、知らないが。まさに著者が「日本の英語教育熱がもたらす経済効果は、日本人の英語力の向上が生産性を高めることではない。
英語関連産業が生み出した雇用と需要の方がはるかに大きいのだ」というとおりである。かれは高校時代、英語が苦手だった。なぜなら「勉強しなかったから」である。なぜ勉強しなかったかというと「勉強する気にならなかったから」である。
なぜその気にならなかったかというと、その「必要性」も「使用機会」も実感できなかったからである。つまり英語を勉強する理由がない。「私の身の回りでも、会社や役所に勤めている友人や親類を見た場合、実際に仕事で英語を使っている者など一人もいない。英語が苦手なことが原因で失業したり生活苦に陥ったりした知人もいない」。もう、じつに明快だ。
結局、英語を本当に必要としない者が、世間の風潮にあおられたり強制されたりして、英会話学校に通い、英語教材を買い集めても、挫折を繰り返す可能性が高いのだ。この挫折は豊かさの反映でもある。英会話に何度挫折しても、それでも英会話学習費を払い続けられるということは、豊かさの証拠であると同時に、その人にとって英語が不要だという事実の裏返しでもあるのだ。英語ができなければ本当に生きてゆけないというのなら、今日の日本のような状況が生まれることもない。(同書)
「あ、そうだったのか!」とヒザをポンと叩いて腑に落ちた人は目が覚めるだろう。英語熱の要諦である。だが人間は矛盾した動物である。頭でわかったからといって、単に行動があらたまるものではない。薬師寺氏は「日本の英語熱」は「一種のマッチポンプ型システム」だという。
文部科学省は、とりあえず英語教育に力を入れる。企業は、とりあえず従業員に英語を奨励する。火をつけられた人々もまた、とりあえず英語をやっておけばバスに乗り遅れないだろうと思い込む。親たちは、とりあえず子どもに英語を学ばせる。英語を学ぶことにどれほどの有益性があるのかについては誰も深く考えずに、である。(同書)
だがひとつだけいっておくなら、英語は、不要なものまで巻き込んでいるが、本書もそうだが、このような他人の熱に水をさすような声は、熱に浮かされている人間には届かないのである。じゃあどうすればいいのだ、といわれ、やめればいいのだ、といっても、聞くもんじゃないのである。だれも自分が関心をもっていることを、否定されたくはないのである。英語をやめた自分が心細いのである。
英語ブームに踊らされてはいけない。少なくとも、このことだけは確実に言える。英語もアメリカもグローバル化も、落ち着いてみれば、万人に関係あることであるはずがない。流行ものに乗り遅れて人生を棒に振る者はいないが、流行を追いかけるだけで人生を終える人は多い。あえて言えば、英語もそのようなものなのである。(同書)
むろん、人間はさまざまなことに興味をもつものである。興味のない人間にとってはなんの価値もないものでも、ある種の人は熱を上げる。雑物コレクション、ブランド、福袋漁り。あらゆるものが人間の興味の対象になりうる。英語もそのひとつだと思えば、いちいち目くじらを立てることはない。「人生を棒に振る」ことも自由である。
だが、一つだけ言っておくなら、英語は、不要なものまで巻き込んで、全国民的なものになっているから大迷惑なのである。学生さんは英語をやめるわけにはいかない。とりあえず、がんばるしかない。目標のある人もそうである。けれどがんばりきれないままに、学校を出てしまった人、成人になってしまった人、あなたにはもはや英語は不要である。
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