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ステップ4：その他の意味について繰り返す

goo辞書では、動詞としてのmakeには25の意味がある。残りの24について、ステップ2と3を繰り返す。その際、ひとつひとつのフレーズが「なぜそうなのか」を考えないほうがよい。「そういう使われ方をする」とシンプルに覚えたほうがよい。そうでないと、哲学の世界に入り込んでしまうから、注意が必要だ。

ステップ5：脚注を読む

私と一緒にgoo辞書をご覧になった方はお気づきかもしれないが、ところどころに脚注がついている。これらは単語を深く学びながらホキャブラリーを増やす、格好の教材だ。ちなみに、makeの解説に含まれる脚注2つを抜粋する。

[類語］
make｢作る」の意のくだけた一般的な語.
assemble　部品を組み立てて作る：assemble cars　自動車を組み立てる.
build　大小にかかわらず複雑な組み立ての工程により作る：build a radio set　ラジオを組み立てる.
construct　大型のものを大がかりな工程により作る：construct a building　ビルを建てる.
manufacture　製品を大量生産する工業的工程を強調：manufacture medical equipment　医療設備を製造する.
produce　製品や生産高を念頭におく：produce tons and tons of sugar every yea　r毎年おびただしい量の砂糖を生産する．

［語法］
（1）受身はbe made to doとなる:I was made to wait for a while.しばらく待たされた（▼能動文はtheyを主語とするとThey made me wait for a while.となる）
(2)make him apologize for his wrong(彼の不法行為を謝らせる）には「強権の行使」の意があり、get him to admit his mistake(彼の過ちを認めさせる）は「説得して…させる」の意。have him mow the lawn(芝生を刈らせる）は「雇ってさせる、楽しんでしてもらう」の意。

ステップ6：慣用句に取り組む

最後は、慣用句の習得だ。goo辞書では、ページの下のほうでひし形の行頭文字のついた、緑色の字で書かれた部分である。makeには、27の慣用句が示されているので、これをひとつひとつステップ2と3の要領で、じっくりやっていこう。

makeを例にとると、ここまでじっくりやると、大体30分から1時間程度である。しかし、この過程でmakeの意味だけでなく、他の単語も習得できる上、その動詞を使った文法も同時に習得できる。さらに、他の類似単語とのニュアンスの違いも習得できる。

特に、ステップ5の脚注にある、"make him do","get him to do"," have him do"の違いは、上級レベルは絶対に知っておかなければならない違いである。この3つの違いがわからなければ、外国人の部下があなたについてくるようなことは100%ないと言い切れるほど、重要な表現である。超重要動詞40語には、それくらい時間をかける価値があるのだ。