日本文化を英語で説明したい?
例えば、アメリカで短期留学してきた人がよく言うことがあります。アメリカ滞在中にホームステイ先の人々から、日本のこと、歌舞伎や寿司、ラーメン、日本の歴史などについて聞かれて、それが説明できないで恥ずかしく思った、だから帰国後一念発起して、自分の国のことを英語でしゃべれるようになりたいと思い、その練習をしている、というわけです。
実際、その人がアメリカ滞在中に、自国の文化のことを何にも知らないことに気づいたのはいいことだったと思います。ホームステイ先の夫婦に感謝しなければならないでしょう。
そして知らなかったことは、読書したり専門家に聞いたりして、いろいろと勉強すればいいでしょう。それを自分が深く日本のことを知るためならいいですが、それを英語で説明できようにしなければならないと考えるのは見当違いです。
無意識のうちに身についてしまっているものこそ伝統文化であり、あえて学び取らなければならないものは伝統文化ではありません。こうした立ち入った内容も、英語で伝えるに値することだと考えたとしも、少し考えてみればわかるように、こうした説明は一筋縄ではいかないのです。
まず、コストと時間が膨大にかかります。そして、それを英語で説明しなければならないとなると、これは知識を獲得するときの何倍も時間がかかるでしょう。どんな分野の内容も、深いところまで英語で説明するなどという芸当は、並の人間には無理でしょう。そもそも自分の本業もあるし、いつそこまでやる時間があるのでしょうか。
日本語環境にあってさえ、日本文化のことを深く理解するなんてことはそもそも無理難題に属するわけで、どうしても知識は中途半端なものに留まらざるを得ないでしょう。それをさらに英語で伝達しようとする努力はどう考えても割に会いません。
中途半端に頭で理解している日本文化を、外国人に英語で説明するというのは、日本語でも十二分に説明つくせない程度の知識をアメリカ人に伝えるということは、不正確なものを伝達するということになります。
相手が日本について何も知らないという情報の非対称の状況であるから一応の体裁はつくれるのかもしれませんが、相手の立場からすれば、あいまいなことを教えられても何も嬉しくはないはずです。
日本文化について、あなたが英語でアメリカ人に説明しなければならない理由などひとつもないのですが、一個人があらゆる知識を自分の中に装備するのが無理だからこそ、専門家や、彼らの書いた書物が存在します。
だから、あなたがすべきことは、自分であいまいな知識を相手に伝達することではなく、日本文化について非常に正しく伝えていると思う本やガイドブックを薦めるだけではないでしょうか。
さらにいえば、そもそもアメリカ人をはじめ外国人が日本について尋ねてくる場合、ほとんどの場合、深い関心に基づいてのことではないということに注意しなければなりません。
というのは、そもそも強い関心があるのであれば、すでに自分で本などで知識を得ようとしているはずです。
それを確認するような質問「日本について書いてある本を読みましたが、それは本当ですか?」という形で質問をしてくる外国人には一生懸命に自分も調べ物をしてでも答えてやればいいと思いますが、いきなり「相撲とはどんなスポーツですか?」のような質問をする人は、ただの気まぐれでそう聞いているということを知るべきです。
答えてやるのはお人よしすぎます。だからそういう外国人にはまずガイドブックなり本を読めと言うべきです。
例えば、インターネット上ではパソコンに関する質疑応答がいたるところでされていますが、そこで一番嫌われているのが、自分でまず調査して調べてこないで、なんでも一から教えてくれると思って質問を投げかけてくることです。
日本について何も知らない段階で、本を読めばだれでもわかるようなことを質問をしてくるのは、本来同じように嫌われても仕方ないでしょう。尋ねてくる場合、それはたまたま自分と話している相手が日本人であったから、「日本ではどうなの?」と興味本位で聞いてくるだけです。
そしてたいていの場合、こっちが一生懸命に話してもすぐ忘れられます。このように、アメリカに短期留学でもして、日本文化についての無知に気づき勉強するのはいいにしても、英語でそれを説明しようというのは、向こう見ずな行動であり、時間の無駄であり、お人よしにすぎるということがわかります。
では、あなたがするべきことは何でしょうか。あなた自身において日本人が表現されているわけですから、そのままの姿で知っているだけのことを、英語能力の許す範囲で語ればいいのです。
自分のことや、自分が特に無理をせずに知っている範囲のことを自然に語るほうが、相手に伝わりますし、興味を持たれるでしょう。相手は自分で書物などで日本のことを知ろうとする気持ちになるかもしれません。気負って自国の文化を発信しようなんて構えなくても、普通のシンプルな会話が開く扉はたくさんあるように思います。
アメリカに行くまで気づかなかった日本文化への無知さえも鍛え直し、しかもそれを英語で話せるようになろうなどという野望を抱くのは少し向こう見ずです。
あなたにはあなたの時間があり、アメリカ人に英語で日本文化について語れるようになるための訓練に自分の時間を割くのは、あなたの時間の無駄です。自分のできる範囲を限ったほうがいいでしょう。よくよく人生の短さを考えるべきです。
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