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インターネット通話アプリ（スカイプ）を利用して外国人と会話するオンライン英会話スクールは、ビジネス英語に特化したサービスなど多様化するようになりました。

2001年頃から始まった業界は、スカイプが登場した2011年頃から本格的に参入するスクールが増え始め、今や群雄割拠の状態です。

勢力図はと言うと、まずレアジョブとDMM英会話が業界の草分け的な存在として君臨しています。東日本大震災が発生した2011年頃、まだ英会話を学ぶには、街にある英会話教室にいくしか選択肢がなかったように思います。

当時、英語を気軽に話せる機会の少なさが問題視されていましたが、オンライン英会話が登場し、8年以上経た今でも問題は解決していないように思います。実際に、オンライン英会話を始めても、成果を出せずに途中でやめてしまう人がほとんどです。

むしろ街の英会話スクールに通うよりも、早く挫折してしまう確率が高いことが明らかになっています。オンライン英会話でも確実に成果を出すためには、目標設定とマンツーマンレッスンが重要です。

最近は、人工知能（AI）を用いたスピーキングテストで英語力を採点できるようなシステムを開発しているところもあります。今は担当者が採点していますが、時間がかかるためAIを使って時間を短縮するような傾向がみられています。

実は、オンライン英会話はインターネットが普及し始めた2001年頃に一度急成長したことがありました。大手英会話スクールのNOVAやジオス、イーオンなども参入しましたが、2010年頃に全て淘汰された経緯があります。

その後、新勢力として「レアジョブ」や「DMM英会話」が参入してきたわけです。レアジョブがフィリピン人講師中心なのに対し、DMM英会話は様々な国籍の講師を採用しています。一時期は東欧中心の講師ばかりでしたが、最近はアフリカ勢が増えている印象があります。

ところが、日本人とはあまりにも文化が違うことで問題が起きています。例えば、一方的に話されるなど講師のクオリティーが下がり続けたため、日本人に合うサービスを考える必要が出てきています。

それに対して、ビジネス英語に特化した「ビズメイツ」というオンライン英会話がありますが、他社とは明らかにコンセプトが違うことがわかります。しかし、講師はフィリピン人のみということで、日本人にはハードルが低すぎる印象を受けてしまいます。

レッスン料金も月1万2000円からと街にある英会話教室のマンツーマンレッスンを受けるのとそれほど差がないのも問題です。その他にも、予約なしでレッスンが受けられる「ネイティブキャンプ」などがありますが、同じ問題を抱えているというのが現状です。

今後、英会話だけではないコンテンツで優位性を図ることができれば、街にある英会話教室とオンライン英会話は激しい競争を繰り返しながら進化を続けていくものと思います。

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