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新型コロナウイルスの感染拡大で訪日外国人観光客が少なくなっていますが、6月には平常通りに客足は戻ると予想されています。

訪日外国人観光客を英語で案内するとしても、実は定年後からでも十分間に合います。東京オリンピックまであと半年あまりとなりましたが、おもてなし英語のブームは続いています。

観光ボランティアガイド募集には、シニア層の応募が殺到しているように、多くの人が観光ガイドをしてみたいと感じているようです。

観光ボランティアガイドというのは、はとバスなどのプロとは異なり、名所の歴史や詳しい日本文化を英語で説明することはありません。英語だけではなく、中国語や韓国語、スペイン語などでの1日観光を無償で行うというものです。

しかし、案内する場所を決定するためにメールやチャットでやり取りする作業を一人で行うため、そのメンバーになるのは試験があります。

試験内容は、英文メールを書くというものです。ポイントは、人とコミュニケーションをとることが好きで、フレンドリーで親切な対応ができるかどうかです。TOEICが600点台の人でもメンバーになることができます。

その多くは、英語学習を30歳を過ぎて本格的に始めた人ばかりで、英会話スクールに通ったことがある人がほとんどです。海外在住経験はなく、学びながら教えるというボランティアガイドを楽しむにしている人が全国各地にいます。

ボランティアガイドをしていると、失敗も多く経験しますが、土地勘だけでなく、スマホで情報を得ることで難なく乗り切ることもできるようになりました。想定外のことが起きた時、どのように外国人観光客と楽しめるかが勝負です。

ボランティアガイドで必要な英語力は日常会話程度ですが、日々の英語学習を日常に組み込むようにするのが上達の秘訣です。そのためには、先輩のボランティアガイドの真似をすることです。

特に、現役時代に仕事で英語を使う機会があった人は、退職後に英語を学ぶ直してプロの通訳士の資格を取得するケースが目立っています。ところが、プロの通訳士の仕事は意外に少なく、ボランティアガイドをしている人も多くいます。

通訳案内士の資格を取得するには、実は英語以外にも地理や歴史など覚えることがたくさんあります。ただし、ボランティアガイドは責任や負担が軽いのでそのような知識が必要ありません。

外国人に人気のスポットは日本各地にありますが、ボランティアと言えども丁寧なガイドにこだわることは必要です。例えば、ガイド前のルールや行き先の知識を事前に仕入れておくことや、下見なども行います。

当たり前のことですが、シニア層であるがゆえに自分自身の体調管理には気を配ることが大切です。新型コロナウイルスが収束した後、どれほど英語力を上達させたかが問われていきそうです。

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