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海外に拠点を持っている企業経営者の方とお話をすると、オペレーションを担当するITの専門家やエンジニアも必要ですが、それよりも組織全体をマネジメントできる人材が求められていることがわかります。

将来的に、そうした役割を担える人材を育成することが高校や大学の役割ですが、英語力をはじめ、経営や経済、ビジネスについての知識を教えられる指導者は、残念ながら学校教育の場には存在していません。

その実現のために英語や外国語、経営の専門知識について独自のカリキュラムを作成し、マンツーマンで相当厳しく指導する必要があります。大手英会話スクールの外国人講師の能力では足りないので、どうしても日本人講師が担当するしかありません。

世界的なコロナ・パンデミックによって、資格試験であるTOEICや英検の意味がなくなり、ビジネスを取り巻く環境は刻々と変化しています。最新の経営理論やケーススタディなどを、レッスンに取り入れることが重要です。

すでに誰でもできるような仕事はなくなりつつあり、英会話スクールは生き残るために英語を使わない仕事をしている人々に対し、先を見据えた教育に取り組んでいく必要があります。

東京や大阪に住んでいなくても、本当の意味で世界に通用するグローバル人材を一人でも育てるのが本来の英会話スクールの役割であり、責任です。問題は、その使命感を持っていない経営者や講師が驚くほど多いことです。

これから英会話スクールに新規で入学される方は、しっかりとした目的を持っている傾向が高くなると思います。レッスン内容をさらに進化させ、あらゆる能力を備えた人材を育成するしか生き残れなくなります。

このように、実践的な学びを重視する英会話スクールは存在しています。TOEICスコアで一定の成果を上げることができても、仕事や生活で活かされなければ何の意味もありません。

最近、オンライン英会話のレッスンが、バーチャルである以上は何の役にも立たないことがわかってきました。また、コロナで海外留学に行きにくくなり、外国そのものを体験するにはリアルな教室に通うしか選択肢がないのが現状です。

世界的にコロナが解除されても、衛生パスポートなどの証明の提出など面倒なことになりそうです。特に英語圏のアメリカやイギリスに行くことはハードルが高くなるかも知れません。それよりも、同じアジア圏にあるタイやベトナムの方がチャンスが増えると思います。

受講者に「なぜそう考えたのか？」と問い、自身の発言の根拠を示すことができる英会話スクールは、これからも生き残っていくでしょう。独自のカリキュラムや自宅学習の提供は、コロナ後も引き続きニーズが高まると思います。

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