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もうひとつの例を考えてみましょう。もしあなたが、「旅行先で英会話ができればいいな」と思ったとします。これでらは、目標としてはまだまだ漠然としていて“狙い撃ち”はできません。「旅行先での英会話」で、あなたは何をしたいのでしょうか？

「現地で移動手段や宿泊先を手配するのに困らなければいい」という人もいれば、「地元の人に評判のよいお店を教えてもらったり、食事に行ったらきちんと希望を伝えて眺めのいい席に通してもらったりして、旅行を存分に楽しめるようにしたい」という人、「旅先で知り合った外国人と友達になって、異文化を知りたい」という人もいるでしょう。

この場合、「旅行先での英会話力がほしい」というところから、「英語というツールを使って海外で友達をつくりたい」までイメージできたとしたら、「来年の海外旅行までには、基本的な挨拶や、自分がどんな人か自己紹介したり日本の文化について説明したり、相手に質問したりできる日常会話力をつけよう」などと具体化していくことができます。

さて、まずはあなた自身が「なぜ英語を勉強しようと思ったのか」、きっかけとなった思いを見つめてみましょう。どんなミーハーな理由でも構いません。

「外資系企業で仕事をしたいから」
「海外に赴任したいから」
「外国人の方とお付き合いしたいから」
「自分の好きな外国人アーティストの曲を、歌詞も理解して楽しみたいから」
「大好きな映画を字幕なしで楽しみたいから」
「新婚旅行で海外に行った時、人生のパートナーにいいところを見せたいから」
「日本のよさをもっと海外に伝えたいから」
「自分の可能性や視野を広げたいから」
「英語が話せるとかっこいいから」
「仕事で、外国の人と対等に議論できるようになりたいから」etc…