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「誰でも必ず、英語は使えるようになる。忙しくても、英語はものにできる。それなのに自分に合った学習法がわからないために、足踏みしている人が多いのはもったいない」

英語を勉強したいという人、意欲があるのにどうしていいかわからず困っている人から相談を受けるたびに、私はこの現状を何とかできないかと考えてきました。

日に日に高まる英語の重要性を考えれば、一人でも多くの方が英語を使えるようになることが、今後の日本に活力をもたらすことにつながるといってもいいのではないかと思います。だからこそ、英語力を伸ばしたいと悩む方々に向けて、本当にその人に役立つ学習法とは何かをお伝えすること、そして実際に英語学習シーンで利用価値の高い情報を数多く盛り込むことを念頭に書き綴りました。

当コラムを読み終えてくださったみなさんが「これなら英語を勉強できそうだ」「まずはやってみよう」と前向きな気持ちを持つことができ、未来の日本を支えるグローバル人材として活躍していってくださるのであれば、これほどうれしいことはありません。

英語を使いこなせるようになると、世界がぐっと広くなります。かつての私は短大の卒業すら危ぶまれるほど勉強が不得意で、自分に自信を持つことができませんでした。しかし、英語を勉強したことでチャンスをつかみ、様々な経験を経ながら今日までキャリアアップしてくることができました。ビジネスの世界でも、趣味の世界でも、英語というツールがあることで可能性は大きく広がります。

さらにいえば、英語をものにすると、自分をとりまく世界も大きく変わります。ここまでいうと「オーバーだな」と思われるかもしれませんが、これは私自身が強く感じていることです。「世界が変わる」とは、より詳しくいえば「視野が広がり、複眼的に物を見ることができるようになる」ということ。

かつて、日本では「女性は25歳までに結婚できなければ売れ残りのクリスマスケーキのようなもの」などといわれていましたが、アメリカでは高齢で結婚することが珍しくありませんし、若さだけをもてはやす風潮はありません。英語を通じて日常的に海外の文化に接するようになると、日本の常識だけにとらわれることがなくなり、より自由で多様な価値観の中で生きていけるようになります。

もう１つ例を挙げましょう。東日本大震災、そして福島第一原発の事故が発生した時、私は日本のニュースだけでなく海外のニュースを直接チェックしていました。一般に、同じニュースでも日本と海外の報道番組では取り上げられ方が異なります。海外の報道機関もいっせいに日本へ取材部隊を送り込んで迅速にニュースを配信しており、BBCなどはNHKの報道に先んじて情報を出していることも少なくないように感じました。国内と海外の両方の見方を知ることは、適切に感情をコントロールしたり物事を冷静に判断したりするために、非常に重要な役割を果たしてくれました。

日本の人口は、約1億2000万人。それに対して、世界の英語人口は約14億人といわれています。単純に考えれば、英語を身につけることによって、今の14倍の情報にアクセスできるようになるわけです。そこでは、「翻訳されるのを待っていては出合えない最新の情報」や「自分の目を開かせてくれるような異文化の考え方」があなたを待っています。

あなたは、自分の世界を広げ、大きく変えてみたいと思いませんか？やると決めれば、そのチャンスはどんな人でも手に入れることができるのだということを、どうか忘れないでください。このコラムによって、多くの方が自分に合った学習プログラムをつくり、効果的な英語学習を実践して英語力を伸ばし、目標を達成してくださることを祈っています