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ブロードバンド化により、最近ではオンラインで英会話のレッスンを受けている人も少なくありません。

無料ソフトSKYPEを利用して格安でフィリピン人からのレッスンを受けるシステムが主流ですが、Skypeはその会員となりたいとログインをし、自分のメールアドレスとパスワードを登録しなければなりません。日本国内のネイティブ講師を採用している英会話スクールは自社でソフトを開発しているところもあります。イーオンやECC、Atlasマンツーマン英会話がそうですが、ログインするのにメールアドレスを入力する必要がなくセキュリティーがしっかりしている感があります。

Skypeを利用したオンライン英会話サービスを手掛けるレアジョブは、2012年5月に入会者を含むサービス会員登録者の個人情報が外部に流出した恐れがあるとして、サービスを停止した事件があった。不正アクセス攻撃が原因とみられ、約11万人に影響が及ぶ可能性があるという。

流出した疑いのある情報は、名前、ニックネーム、登録メールアドレス、パスワード、登録Skype名、レッスン受講履歴。クレジットカード情報や銀行口座情報、au one IDパスワード、Paypalパスワードなど金銭に関わる情報は保持しておらず、個人情報削除の依頼を行ったユーザーの個人情報も含め流出の可能性はないとしている。サービス利用を再開する顧客が多いために退会者情報も破棄せず保持していたという。

レアジョブは米国のIPアドレスを経由した不正アクセスが原因とみられるWebサイトの改ざんを確認、有害サイトへのリンクが埋め込まれた可能性があったという。一度はサービスを再開したが、追加調査で2～3月にも攻撃があり、データベースへの侵入が疑われることから全サービスを停止した。後日、休止期間のレッスン補てんや日割り計算に基づくユーザー返金を実施するという。