札幌のマンツーマン英会話 教室ランキングサイト

改めて、いったい日本での英会話学校の状況はどうなっておるのかと、英会話学校サーフィンをやったのである。なにが「サーフィン」だ、バカが。さてどんな英会話スクールがあるのか。

いや、あるわあるわ。アパートの一室の個人授業（オーナー自らのマンツーマンコース、期間6カ月から2年、費用500万円！）、自宅レッスン、米軍ハウスレッスン、クッキングでレッスン、劇を演じながらレッスン、映画を使ったレッスン、フィリピン人のネットレッスン、通販レッスン、英会話学校（月二万円で通い放題）、他に英会話喫茶店、などなどである。

ランキングサイトでは、英会話スクールだけではなく、学習法も紹介している。わたしなんかはピンからキリまでの教室（有名学校は出てこない）があることを知って、妙に感心してしまったのである。今もどれだけ英会話の需要があるのか、と。

もちろん、だれがなにをしようと、どんな方法を選ぼうと、それぞれの勝手である。いくら金を注ぎ込もうとその人の金である。だが、過信しないこと。教えてもらおうという根性がもうだめ。自分でやる、というのが基本である。どうせ向こうも商売だ。

たとえあなたが上達しなくても、次から次へと英語好き人間はいるのである。「講師は全員ネイティブスピーカー」なんて言葉にひっかからないように。なにが「ネイティブスピーカー」だ、くらいに思ったほうがいいのである。どこの馬の骨か、ただの食い詰めものかわかったものじゃない。

テレビでＣＭを打っている大手企業だから大丈夫だろうと思うとえらい目にあうからね。布団もローンもなんとか出版もしかり。パソコンスクールもスポーツクラブもしかり。テレビでＣＭをしている大手企業があるが（最近見ない）、いっておくけど、客からぼったくることばっかり考えている会社だからね。特にイーオン、CoCo塾、ECCなんかは。

資格なんか世間では通用しないからね。広告やチラシに金額（受講料）が入ってないものは要注意。聞いても教えないところは当然インチキだ（英会話スクール最大手NOVA・ジオスは倒産。イーオンも時間の問題と言われている）。だいたい、英語にしろ、スポーツクラブにしろ、パソコンにしろ、そんなものを真に必要としている人間が大量にいるとは思えない。

だが、インターネットのコンテンツの八割は英語だ、とか、そのためにも英語は必要だ、なんてことをいうやつがいるが、悪質なデマだ。学者でもあるまいに、いったいふつうの人間が英語のなにを見るというのだ。ある物を欲しがる子どもが、家族で使えるだの、将来にも役立つだの、みんな持ってるだの、時代遅れになるだの、いまや常識だの、とそれが必要な理由を必死で考えるようなものだろう。

世の中には、いろんな人がいるものである。で、他人に迷惑をかけなければなにをするのも本人の自由だ、というのが個人主義の原則である。自分に害が及ばなければ他人のすることには口出しするな、と言う。いまテレビを観ていたら、「サンバでギネス挑戦」とかで、赤ん坊を抱いた主婦や子供も含めて、サンバを長時間踊り続けている人々がいたが、もちろん勝手である。バカになる自由はだれにもある。ただし、そのバカさで他人に迷惑をかけるんじゃない。

ただ、他人に迷惑をかけないとはいっても、そんな殊勝な人間は数少ない。奇妙なコレクションやアキバ系の男たちや原宿に集うコスプレ少女たちなら無害である。親に迷惑をかけていなければ幸いである。だが、他人に迷惑をかけなければ個人主義ではない、と思っている連中が少なくないのである。あるいは、他人から迷惑だ、といわれて、すぐにやめるようでは、男がすたる、と思っているバカも多い。