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朝のニュースのなかに一口英語のコーナーがある。ニューヨーク支局からの一口英語アドバイスである。これらのフレーズを使うためには、当然、英会話全般に熟達していなければならないことはいうまでもない。こんなことだけ覚えても意味がないのである。もし外国人に「コンニチワ。ワタシ、○○イイマス。アナタ、カッコイイゼ！」とかいわれたら、バカじゃないの、と思うだろう。

もっと紹介してみよう。英会話スクールのGABAの電車広告。「I want a new look.」は「イメチェンしたい」。「I am so into YOGA.」は「ヨガにはまっている」。文脈無視。ただ日本語で人気のある表現だけやっているのだ。

いうまでもなく、こんな合いの手ばかり覚えてもだめだからね。たとえ言うことがわかったとしても、わたしの感じでは、こんな相槌をしょっちゅう入れるのも、入れられるのも煩わしい気がする。特に「No!」などは使わないほうがいいと思う。芝居がかっているし、もともとこれは女の用法ではないのか。

「I cannot believe it!」なんかも、関係ないのに「ウッソー、信じられなあい！」というバカ日本人女の日本語の語感を連想して、決して使いたくないのである。これもあちらでは女が多用する表現か？それともふつうに男も使うのか。