倒産したNOVAの「駅前留学」、ジオスの「英語を話せると、10億人と話せる」のキャッチフレーズ
2007年に倒産した大手英会話スクールNOVAの広告にこういうのがあった。「英会話ができるとカッコいい。海外旅行で、妻にいいところを見せることができた」ほら、でた。これだもん。「英会話ができるとカッコいい」!
さすが商売人の大手英会話スクール、日本人のコンプレックスの泣き所、現代の風潮、ツボをこころえている。見た目もカッコよくて、男らしくて、仕事もバリバリできて、生活力もあるし、彼氏や夫が、海外旅行に出るやいなや、英語ができずにうろたえて、彼女や妻は「なにこの男?」と一気に幻滅、てなことは今はあるのかはわからない。
もしあったら、その彼氏や夫にご同情申しあげる。その女がバカ過ぎるのだ。ほかにも「英会話ができると転職に有利」「英会話をしていると毎日が充実」「英会話ができると自信がつく」などと適当な惹句があるが、なかにはこれまた2010年に倒産したジオスは「英語を話せると、10億人と話せる」などという広告まである。頼むから、10億人と話してみろよ。
あとはよく知られているNOVAの「駅前留学」である。この言葉を考案した人間は、やった!、と思い、周囲もまた、いいよこのキャッチコピー、と盛り上がったのだろうが、なにが「駅前留学」だ。駅前にひしめきあっている小汚い雑居ビルのなかのただの一室じゃないか。おまえは、海外旅行にいったつもりの東武スモールワールドか。
さらに調子づいて、なにが「お茶の間留学」だ。テーブルの上に干からびたタクアンが入った小皿が置かれていたり、湯のみ茶碗の白く丸い跡が染みついていたり、でかいパンツの物干しがぶらさがっていたりするだけの、ただの茶の間じゃないか。
ついでにそのテレビCMに出てくる生徒さんたち。画面で小鼻を膨らませて流暢にしゃべっているつもりかもしれないが、はっきりいってうまくないじゃないか。つまり下手くそではないか。もちろんあの程度でも外国人には十分通じるだろうが、あれは一体なんだったのか?
消費者を気安く入学させるために、わざと初心者の生徒を出しているのか。それともあれで中級者だ、あなたもこんなに上達しますよ、という証明のために出しているのか。それにしてはレベルの低いなモデルである。かれらを選抜した意図がわたしにはわからない。なかには発音をうまく見せようとして、自己流のへんな癖をつけている生徒もいた。
いまでも大手の英会話スクールに通う静かな太い流れでつづいているようだが、あるとしたらその80%は例の「カッコいい」派であろう。英語にとくに興味がない者でも、英語をしゃべれる者をみたとたんに、「すごーい」派になるのであろう。英語は東大のようなものか。東大と聞くと、なんだか知らないが、反射的に「へえ」と感心してしまうのである。単純な賛嘆と、幾分かの敗北感と、無理矢理な見下し。なんでわたしたちは英語なんかやっているのか。
文部科学省では、その英語を小学校3年生からはじめる、ということにもなってきた。
以前、英会話本や学習法が続々と出てヒットしたことがある。もうさすがに英会話ブームは終わったかと思っていたら、そうでもないらしい。ひと頃の「自分探し」も下火かと思っていたら、かれらは英会話スクール(特に大手)にもぐりこんでいる、という話もある。
英会話は一種の知的ステイタスになっているのだ。依然として英会話に浮かれ遍かれたものがいるのである。日本人の多くにとって英語は敗北の歴史でしかない。だからそれを乗り越えたものは、ただそれだけのことで勝者に見えるのである。
英語がしゃべれるものを「カッコいい」というのなら、そのまえに、真面目で懸命に生きている男女を「カッコいい」といってみればいいのに、そんなことは絶対にない。わたしもあんなふうに英語がしゃべれたらいいのにな、と思うのなら、その前に、あんな誠実で立派なひとになりたい、と自覚すればいいのに、絶対にしない。
いつから日本人にとって英語がカッコよくなったか。大衆的な波となったのは戦後だろう。なにしろ支配者の言語であった。おまけに70年代には、アメリカの「パパ、大好き」などのホームドラマなどのテレビドラマが日本の茶の間に入ってきて、裕福で明るくてかっこいいアメリカが憧れの的となった。
それが現在まで続いている、ということをだれが否定できようか。支配は現在までもつづいているのである。カッコいいのは英語、せいぜいフランス語、イタリア語どまりだろう。ドイツ語とスペイン語は少し劣る。韓国語は韓流でイメージがあがったが、中国語は政治的に日本と仲が悪くなると絶望的になってしまう。
外国語人気はその言葉が話されている国の国力、文明度、民族性、憧れ度に比例するのだ。したがって、中国語、韓国語はさらに少し劣る。スマップのクサナギ君の韓国語は、バカばかりと思われる芸能人たちのなかで一際輝くから、カッコいいとみなされていた。
ロシア語やスウェーデン語となると、カッコいい幻想などまったくなく、実用や必要に迫られたものとなる。ヒンドゥー語やアラビア語などになると、逆に「なんで?」「変わってるね」と、ちょっと含み笑いを誘うおそれがあったりする。
あれは出張先のロンドン・ヒースロー空港だった。わたしがチェックインカウンターで搭乗手続きをしているとき、外国人のオッサンにくっついていた日本の女がいた。年は三十前後で、わたしは手続きが済み、そのオッサンが手続きに入ったとき、その日本人の女はその横で、こちらにチラチラと視線を飛ばしつつ、うすら笑みを浮かべ、両手を頭の上にあげ、腰を振ってスカートを揺らせながら、小さく踊り始めたのである。
「こいつバカだ!」と思った。意味がわからん。推測するに、「どう?わたし外人と外国の空港にいるのよ」とドヤ顔で見せつけたかったのか。だが察してみても、ただのバカだ。英語とは関係がなかったか。つい思い出したもので。だが、この心性。英語崇拝と無関係ではない。ちょっと自分に浮かれるやつ、の心性である。「どう?」の根性である。
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マンツーマン専門の英会話スクール口コミ一覧
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