2007年に経営破たんしたNOVAの失敗ビジネスモデル
1 入会金は免除された
実は、入会金は免除されました。そもそも、入会金を取るかはその支店の判断に任されていました。他の英会話スクールと迷っている人や、踏ん切りが付かない人には「入会金を免除します」と言って入会を促すのです。
「入会金は免除にならないんですか?」と聞いて、ならないと言われたら「では免除になるまで待つか、他の英会話スクールを見学してみます」といって帰ると、携帯電話に「今回だけ特別に入会金は無料にします」と電話がかかってきました。(元スタッフ情報)
2 正しいチケットの買い方
初めに購入するポイントですが、解約すると使用していないチケットのお金は払い戻されるが、例えば、チケット600回契約した人が、50回消化時点で解約すると、初めから50回の契約をしていたと見なされました。安くレッスンを受けるためには、どうしても多くの回数を消化しなければいけないということです。
有効期間が100レッスン以下と150レッスン以上とは違うので注意が必要でした。もちろん有効期限が切れると解約してもお金は戻りませんでした。受付嬢の営業に負けないように。10チケット1万円のキャンペーンなどもときどきやっていたようです。
3 VOICE ROOM(ボイスルーム)
ボイスは使い方次第でかなり有効。解約に関する法律の施行後以降の契約ならはボイスのチケットも解約すれば払い戻してくれました。入会時には必ず購入を勧められますが、必要もないのに買わされることも多かったようです。
「途中では、VOICE入会金5万円が必要でした。ですから、入会時にVOICEのチケットも一緒に買ったほうがいいですよ」と受付嬢がいってくるのですが、VOICEは契約時に一緒に購入しないで、レッスンを開始した後にVOICEチケットを買おうとするとVOICE入学金として別途5万円とられました。しかし、最初に契約したレッスンを消化して、再度レッスンを購入するときに一緒にVOICEチケットを買えば5万円は取られなかったようです。
4 習うより慣れろの方針
NOVAにあまり多くの期待をかけてはいけない。正しい英語・文法は身につけるのは難しいということでした。
「昔のNOVAも今のNOVAも自分の勉強した事を実際に口に出してみる場所です。間違いを直してもらうところ」と言う表現はピッタリだと思います。NOVAで英会話のすべてを学ぼうなどと考えないほういいでしょう。実際にネイティブと安く会話できる貴重な場所と考えたら間違いは無かったと思います。
5 初心者には向かない
ある程度のレベルの方の体験談によると、NOVAは初心者にはあまり向かないという意見が多いようです。理由は「英文法を教える速度が遅すぎる」ので、ある程度英文法・英単語力を養ってからの方が効率がいいとのことでした。
○2005年4月当時のNOVAレッスン料金表
「24時間登録」「スタンダード登録」「デイタイム登録」
ポイント数 1ポイント当たり単価(円)
24時間登録 曜日や祝祭日に関係なく,毎日いつでも,NOVAのレッスンが受講できる
スタンダード登録 曜日や祝祭日に関係なく,毎日10:00~21:00の時間帯にレッスンが受講できる。それ以外の時間はグループ・マンツーマンレッスン共に2倍のポイント数で受講可能
デイタイム登録 平日の13:00~17:00までに始まるNOVAのレッスンが受講できる。その他の時間は受講できない。
●レッスン 40分(すべて消費税別)
●グループレッスン 消費ポイント=1
●マンツーマン 消費ポイント=3or4(スクールの最大人数で)
○有効期限の数え方
有効期限と登録ポイントを3等分し、それぞれの期間にそれぞれのポイントを消費しないと、それぞれの期間ごとに残りポイントを没収されてしまいました。例えば150ポイント買うと有効期限は3年のはずですが,それを3等分した1年目に3等分した50ポイントのうち40しか使わない場合、残り10ポイントは没収されました。但し、2年目又は3年目に定期的に通えば没収されたポイントは復活しました。復活の規準は明記されていませんでした。(ポイント数が3で割り切れない場合は、最後の期間に端数を足す)
●VOICEルーム利用料 VOICEの入会金は5万円
1枚あたり単価 |
チケット枚数 |
\2,000 |
10 |
\1,900 |
20 |
\1,850 |
30 |
\1,700 |
50 |
\1,600 |
100 |
有効期限は、レッスン登録期間に準ずる。
レッスン登録期間内でもポイントがなくなればVOICEチケットが購入できないという規則になっているため注意が必要だった。
〇買い増し事案
解約をめぐるトラブルには、最高裁判決でも解決されていない大きな問題がありました。購入したレッスンポイントには、最長3年(ないし1年)の有効期限が設定されています。受講生が、当初のポイントの期限切れ前にポイントを買い増しすれば有効期限が延長になる、という勧誘を受けて、継続レッスンの契約をし、その後中途解約した場合、NOVAは、従前のポイントについてはもともとの有効期限が切れているとして、中途解約による払戻をしないという扱いをしているという問題でした。
しかしNOVAは、実際の運用では、受講生が中途解約をすることなく受講を継続している間は、有効期間の経過を理由にポイントを失効させることはしません。この有効期限は、実質的に中途解約の際にのみ適用されるもので、中途解約権の行使を必要以上に制限するものであることは明らかでした。
しかも NOVAは、受講期間終了間際になって、約款上はそうなっていないにもかかわらず、未使用分のポイントを繰り越せるこという説明をして、買い増し契約を熱心に勧誘しているのです。当然、買い増し契約をすることによって、ポイントの買い増しの他に、従前のポイントを継続レッスン契約の有効期限まで持ち越すことについての合意が成立しているといえます。
○中途解約権の不当な制限
語学教室や学習塾、エステティックサロン、パソコン教室といった特定継続的役務提供事業者との契約は、契約期間が長期にわたることが少なくない上、契約に基づいて提供される役務の内容が客観的に明確でなく、その効果も確実とはいえないことが多くありました。
そこで、役務の提供を受ける消費者が不測の不利益を被ることがないように、将来に向かって、契約を自由に解除することができなければなりません。NOVAとの関係ではこの解除権が制限されていることになりました。
何故、学習効果の高いマンツーマンスクールが少ないのか?
マンツーマンだとスクールの儲けが少ないから、英会話スクールはやりたがらないんです!
英会話スクールの仕組みとして、小さい金額でも6人とかのレッスンを
すれば、1度のマンツーマンレッスンの2倍以上の収益が出ます。
また、マンツーマンレッスンは先生一人を生徒に独り占めされてしまうため、その一人のレッスン料金が高くなり負担を負わせてしまう割に、スクールの儲けも少ないなど」、得が少ないのがシステムの現状です。
じゃあなんでマンツーマンの英会話スクールはあるの?
それでもマンツーマンレッスンを専門にしているスクールがあるのは、マンツーマンレッスン主体のスクールがビジネスではなく教育面を重視しているスクールだからといえます。
なおかつ、金額として格安でマンツーマンレッスンを行っているAtlasと7アクトは業界で一番ユーザーのことを考え、教育を重視しているのがよくわかります。
マンツーマン専門の英会話スクール口コミ一覧
- Atlasマンツーマン英会話
- アップルK
- 英会話ビギン
- ET NAVI
- イングリッシュビレッジ
- Eigo pass
- エイム
- Enjoy lesson
- GABA
- GLOBE
- ロゼッタストーンラーニングセンター(旧sala英会話)
- 7アクト
- Senseinavi.com
- Talkmete
- ネイティブ先生ドットコム
- ハッピー英会話
- ハロー先生ドットコム
- My-sensei.com
- ランゲージハウス札幌
- b私の英会話
- One UP マンツーマン英会話
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