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昇進・転職を左右するTOEIC700点以上とビジネス英語力

最近、ますます英語力を管理職への昇進、昇給、そして転職の条件とする企業が増えています。日本企業のグローバル化に伴い、ビジネスマンに必要な能力が英語力となっています。

特に、ビジネス英語に特化されているTOEICテスト対策をすることで、仕事で使える英語力を身につけることが重要となりつつあります。

TOEICとは、リスニングとリーディング能力（LR）を測定する英語テストのことですが、オプションとしてスピーキングとライティングのテスト（SW）も用意されています。就職や転職などでスコアが求められているのは、LRテストのほうです。

LRテストには、100問のリスニング問題（45分）とリーディング問題（75分）があり、計200問を2時間で解いていきます。1問あたりで換算すると35秒で解くことになるため、情報処理能力の速さが求められます。

TOEICを初めて受ける人はテスト自体に慣れていないことから、2時間も集中することはできずに990点満点中の400点台であることがほとんどです。

リスニング問題を見ていくと、全部で4つのパートに分かれていますが、会話や説明文を聞き取りながら解いていきます。それに対して、リーデイング問題は文法やボキャブラリーが問われる他、メールの文章なども読み解いていきます。

日本国内の平均スコアは500点前後で、400点台前半が最も多いとされています。全体の約10％が800点台で、20％ほどが700点台のスコアというデータがあります。

TOEICを運営する事務局によると、700点台前半は「適切なコミュニケーションができる」という評価をしているようです。つまり、海外企業との会議や電話での打ち合わせ、メールのやり取りなどは700点台があれば十分、ということです。

そして、昇進や昇給などの条件にTOEIC700点以上が一つの基準としている日本企業が増えているようです。今、海外部門を中心に英語が必要な局面が増えている一方で、大企業の管理職に就くための条件となっています。

実際に、日本企業が求めるTOEICスコアは、海外部門は平均700点、海外赴任も平均700点であるということです。業界によって幅はありますが、昇進や異動、海外との仕事に関わるには700点は絶対必要であることがわかります。

具体的には、商社は海外赴任の条件として700点以上、日本航空も新卒入社の2年後には700点以上を求めています。また、ユニクロ（ファストリ）や楽天のように英語を社会公用語化した企業では、はっきりと英語力を求めています。

社内に外国人が増えていることから、会議やメールは英語で行うところも増えています。今後も英語力が求められる機会が増えるのは明らかです。今、限られた時間でどのように効果的に英語力やTOEICスコアを上げていくかが問われています。

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