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これらの過程でかなり強引で不当な勧誘・表示・説明・契約が行なわれる場合が見られる。強引で不当な勧誘・表示とは、たとえば次のような内容である。

◇強引に個室に通して、アンケートを書かせるまではいいが、DVDを見せたりして、無理に契約させる。以前はNOVAやジオス、イーオンなどもアンケートやDVDを使い、強引な契約をさせたことも多いようだ。

◇長時間の勧誘を行なう。消費者センターへの苦情の中での最長例は9時間というのもあり、3時間以上の高速も少なくない。NOVA、ジオスなどの場合も数時間の拘束はざらのようだ。03年、07年には、英会話スクールなどを経営する東京の会社の社長らが、強引な勧誘を行なったとして、特定商取引法の威迫・困惑行為違反で逮捕状が出されるという事件が起きている。

◇「旅行に安く行ける」「記念品をあげる」「あなたは大勢の中から選ばれた」「キャンペーン中なので安い」というような特典を強調した勧誘をする。「キャンペーン中なのでお得」がNOVA、ジオス、イーオン、GABAそしてベルリッツなどの常套手段であり、レッスン単価や授業料を半額や30％も割引きすることもある。

◇問い合わせやパンフレットを入手したものに対して、後日、しつこくフルネームや連絡先を聞き出し、スクールに来るように仕向ける。

◇希望の日時になかなか予約が取れないにもかかわらず、「いつでもどこでも自分の都合に合った時間・場所・目的でレッスン」と表示して勧誘する。NOVAやジオス、イーオンが得意とするパターンである。

◇講師の質が必ずしも良くないにもかかわらず、「厳しい基準をクリアし採用された講師陣だから安心してレッスンを受けられる」と表示して勧誘する。おそらく宣伝と現実の落差はNOVAとジオスとイーオンが一番大きいのではないだろうか。

◇数年分のレッスン数を一括で払わせられるにもかかわらず、「リーズナブルな料金だから、習得に必要なレッスン数を受けられる」と表示して勧誘する。NOVAやジオス、イーオンのお得意のパターンである。

これらの勧誘の仕方は、不当表示や有利誤認、桿菌や困惑などの違法行為の疑いがある。NOVAやジオス、イーオンの場合は、受講生に対しても、受講を開始した後も、より多いレッスン、レッスンの延長、より高度なレッスンへの移行と勧誘活動、営業活動が果てしなく続いていく。