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TOEIC対策教材の選び方　総合対策

TOEIC対策を始めるには、まずテストのことを知ることからだ。一体何から取りかかるべきかと考えると、まずは総合対策書を選ぶことから始まる。

パート1から7までの内容を把握しておかなければ、自分の弱点もわからないので苦手分野を知って次につなげていくことだ。最近の教材は目標スコア別に出版されている。例えば、旺文社の「目標スコア奪取シリーズ」は使いやすい。コロナ禍の中でも、TOEIC公開テストは全国各地で受験されている。TOEIC対策は、パート1から7までカバーする総合対策本と単語本で始めるのがスタンダードな方法だ。

TOEIC　目標スコア奪取シリーズ

目標スコア別に分冊し、TOEICのスコアアップが目指せるものとしては、初めて受験する初心者の470点から600点、730点、そして上級者向けの860点まで4つある。目標スコアに絞った内容で、無理なく無駄なく学習できるように作られている。

860点を目指す人向けの対策書は、730点以上なら余裕で解ける問題は掲載されていない。いかに効率的に学習できるのかが重要で、公開テストを何度も受けている専門家だからこういった本を執筆できるのかもしれない。

問題が難しすぎす、簡単しぎないのは、TOEICに対して工夫を凝らして構成しているからだろう。各パートの難易度を知っているだけでなく、不要なレベルの問題を潔く削除しているところが好感が持てる。必要な要素がコンパクトに詰み込まれ、取り組みやすくなっている。

TOEIC L＆Rテスト 470点奪取の方法

まず「470点」には、復習単語集が付属されており、本編で学習した700語の単語を徹底して復習するように作られている。初心者に求められている基本が鍛えられ、実践テクニックも身についていく。

TOEIC L＆Rテスト 600点奪取の方法

次の「600点」は、スコア配分をリスニング340点、リーディング260点に設定し、必要な正答問題数を割り出して出題傾向を考えられた問題だけが掲載されている。学習方法も具体的に説明されているので、TOEICに向き合う学習姿勢が身についていく。

TOEIC L＆Rテスト 730点奪取の方法

さらに「730点」は、慣れで問題を解くと間違う可能性があることを指摘し、基礎固めをもう一度重視する構成に戻している。多くの受験者が730点の壁を超えられないことに直面している中、リスニングや長文読解の解き方が解説されている。

TOEIC L＆Rテスト 860点奪取の方法

最後の「860点」は、上級者をスパルタで鍛えるために、比較的難易度が高い問題が掲載されている。すでに英語の基礎はあっても、ナレーターの話す速い英語に慣れることなどが解説されている。

TOEIC L＆Rテスト990点攻略改訂版

そして、990点満点を狙いために旺文社は「990点攻略」を出版している。適度な負担をかけた良質な問題が多く、何度も繰り返し解くことで慣れていくためのハイレベルな対策本だ。著者が、リスニング向上の方法などをコラムで説明されている。

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