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目標が設定できたら、ここでちょっと時間を取って、未来の自分の姿をイメージしてみましょう。

たとえば通訳者を目指そうと決めたら、「3年後に外資系企業に入社し、通訳者デビューした自分」「10年後の自分」「20年後の自分」の姿を思い描いてみるのです。

あなたはその時どんな仕事をしているでしょうか？
どんな生活を送っていますか？
どんな気持ちを抱いているでしょうか？

「通訳者としてバリバリ働くようになり、収入アップ」

「もっと上を目指したくなって勉強に力が入り、毎日が充実」etc…

次に、今のまま英語を勉強せずに時間が過ぎていった場合の自分の姿を想像しましょう。通訳者にはなれませんから、まったく別の仕事をしているはずですね。

どんな仕事をしているでしょうか？
生活ぶりや、自分の気持ちは？

「アピールポイントになるようなスキルが何も身にいつも将来が不安」

「収入は横ばいか、右肩下がり」

「英語ができないと転職もままならない世の中になって、後輩や部下は英語が使えるのが当たり前という状況になり、コンプレックスを抱えている」 etc…

こんなふうに、それぞれ「最高」と「最低」のケースを考え、その時に自分がどんな感情を抱くかを想像し、その感情をじっくり味わってください。 これは、設定した目標に対して、自分自身が心から「ぜひ達成したい」と感じるためのステップです。

目標というのは、「仕事に必要だから」など、外的な要因によって決まることも少なくありません。そのような場合、目標を達成することが義務のように感じられ、英語学習のモチベーションがなかなか高まらないことも考えられます。

ですが、もし「環境に応じて仕方なく」設定した目標だったとしても、達成した時の明るい未来をイメージできれば、そしてその未来を自分が「ほしい」と思えれば、達成への意欲はぐっと高まるでしょう。あるいは、達成できなかった場合の未来が「こんな思いを味わってたまるか」と感じるようなものであれば、危機感があなたのモチベーションに火をつけてくれるに違いありません。

あなたはすでにお気づきだと思いますが、語学はある程度以上の時間をかけなければ、身につけることができません。つまり英語学習においては、どんなふうに学習するかという選択も大事ですが、「いかに継続するか」が重要なポイントとなるのです。

この点、勉強し続けるために、最初にしっかりと動機づけをすることには大きな意味があります。

目標を達成したい!という気持ちが高まったら、自分が決めた目標を紙に書き、達成すべき日付を入れて、目につきやすいころに貼っておくのがオススメです。手帳に書いていつでも見直せるようにしたり、家族や友達に目標を宣言したりするのも効果的ですので、是非、実践してみてください。