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目標が明確になったら、次はその目標を達成するための学習プランを立てるステップに進みます。

プランを立てるというと、「計画を作っても、結局忙しくて計画倒れになってしまう」と尻込みしてしまうかもしれません。ですが、ここでいう学習プランとは、おそらく、あなたがイメージするものとは異なります。

一般に、受験勉強を頑張った方ほど「学習＝机に向かって本を広げてやるもの」と考えがちですが、英語学習においては「勉強」の概念を変えましょう。 忙しくてなかなか机に向かうことができないという人でも、大丈夫。日常生活の中で楽しく英語に触れられる機会を組み込んでいけばいいのです。

英語学習にお勧めの具体的な方法やプランの立て方については、のちほど詳しく取り上げますが、参考までに私が普段どんなふうに英語学習しているかをご紹介しましょう。

私の1日は、iPod touchでBBCの無料ラジオニュースを聞くことから始まります。といっても、まじめにリスニングのトレーニングをしているというわけではなく、ニュースを聞き流しながら身支度をする程度。

歯磨き中は、「単語ボード」を眺めています。この「単語ボード」は、100円ショップで買ってきた手頃なサイズのホワイトボードに、覚えたい英単語を書いていました。

仕事に出かける前は、アップル社の無料教育コンテンツ配信サービス「iTunes U」を聞きます。iTunes Uは、スタンフォード大学やオックスフォード大学といった世界トップレベルの大学の講義がビデオや音声で視聴できるというもので、気に入った講義はダウンロードしてipod touchに入れることもできます。 仕事に関連するテーマの講義をダウンロードしておけば、仕事先に徒歩で向かう移動時間も貴重なリスニングのトレーニングの時間となります。

更に、電車の中では、日本経済新聞を読みながら、心の中で記事を翻訳。仕事の合間の時間には、仕事の資料などからキーワードを拾い出し、英語と日本語を書き出して「単語帳」をつくります。

帰宅後も耳を休ませないよう、iPad touchを専用スピーカーにつないでBBCを流しっぱなしにしたり、PCでiTunes Uをかけておいたりして仕事をします。 お風呂に入る時は、濡れてもかまわない英語の雑誌や本などを持ち込み、お風呂のフタを机代わりにして読書。気分が乗っている時は、音読もします。バスルームには、ipodなどの音楽プレイヤーやICレコーダーをつないで音を流せるスピーカーを設置していて、入浴中も英語コンテンツを聞ける環境にしています。