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語学スクールの上手な活用法

英語学習について相談を受けていると、「英会話学校などの語学スクールに通ったほうがいいでしょうか?」と尋ねられることが少なくありません。この質問に対する決まった答えはありませんが、一ついえるのは、自分の性格に合った勉強法を選ぶのが大切だということです。

私自身は、視覚より聴覚で勉強するのが得意なタイプ。英単語も、目で見るよりもまず耳で聞いて、音から覚えるほうがラクなのです。本を読んで学ぶより人から聞くほうが効率がよいと感じるので、その時々で必要と感じたスクールを活用してきました。

現在も、「通訳の世界で最高峰といわれる、医学分野の国際学会の同時通訳を務めたい」という目標があるため、通訳学校の医薬翻訳コースに通っています。

私が学校に通うのは、実はほかにも理由があります。それは、「周囲にライバルがいるとやる気になる」という自分の性格に合っているからです。また、人から注目されるとうれしくなってしまうタイプなので、「授業中にどんどん発言して周りにいいところを見せたい」というモチベーションから、予習や授業に力が入ります。

人から教えてもらうのが好きな人、仲間がいると頑張れる人、誰かにほめてもらうことでやる気が出る人、自己顕示欲が強い人などは、語学スクールをうまく利用すると学習効率がアップするでしょう。

ただ、これは私の反省も踏まえてことですが、人と競い合ったりするのが苦手な人には、グループレッスンはオススメ出来ません。正しく、私のような人がグループにいたが最後、講師と話をする時間がガシガシと削られていきます。

実際に、濃密なレッスンを求めるのであれば、やっぱりマンツーマンレッスンがオススメです。私も英語につまずいた時に助けを求めるのは、マンツーマンでのレッスンです。

もちろん、読者のみなさんの中には「学校に行くより参考書などを使って自分で勉強するほうが効率がいい」という人や「自分自身で納得感が得られることがモチベーションになる」という人もいるはずです。

学校に通うかどうかは、自分の「やる気の源」をよく考えたうえで検討してください。学校に通う場合は、教えてくれる先生を選ぶことも重要なポイントといえます。私は英会話学校に通う際、模擬授業やレベルチェックを利用して見つけた先生を指名して申し込みました。

よい英語の先生を探すには、他人の評判をチェックするのも一つの方法です。評判のいいレストランには何かしら「なるほど」というポイントがあるもの。「おいしくない」とわかったら次の候補を探せばよいのですから、まずは「人気の先生」に着目してみましょう。

では、“よい英語”の先生の条件は何でしょうか？私自身は、「弱点を的確に分析したうえで、それをわかりやすく伝えてくれる先生」がよい先生だと思っています。

しかし、もっと大切なのは「自分に合うな」「この人のいうことは胸に刺さるな」と思える先生を選ぶこと。逆にいえば、どんなに評判がよい大人気の先生でも、自分が合わないと感じるのであれば避けたほうがいいでしょう。