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Ｃさんは、国内のメーカーに勤める20代後半の男性。今は国内の取引先を相手に営業の仕事をしているので、仕事で英語を使うことはまずないそう。しかし国内市場が低迷する中、会社は海外売上比率を高めるという方針を打ち出しており、いずれは英語で仕事をする必要に迫られる可能性が高いと考えているといいます。

「学生時代は英語が好きでしたし、辞書さえ使えば英語を読むのにそうストレスは感じません。でも、聞いたり話したりするのはまったく自信がないんです。ビジネスシーンで困らないリスニング力、会話力をつけたいんですが・・・」

ビジネス上の会話がスムーズにできるようになりたいというＣさんですが、理想とする英語力がちょっと漠然としているようです。ビジネス英語の場合、実際に英語を使う場面を想像し、「英語で何ができるようになりたいか」を明確にする必要があります。「ビジネス英語」というだけで目標設定を終えたつもりになってしまう方は少なくありませんが、ビジネス英語といってもその中身は様々。」

「英語でメールのやりとりができれば仕事は問題なく遂行できる」というケースもありますし、外国人が同じフロアで働いているという場合なら「人間関係を円滑にするために、相手の日本語力にばかり頼らず、英語でちょっとした日常会話ができたほうがいい」ということもあるかもしれません。」

英語の会議に出る機会があるという人でも、「議事録を取る」「会議を進行する」「プレゼンする」など、会議の場で求められる役割、あるいは優先的にできるようになったほうがいいポイントは異なるでしょう。社内のコミュニケーションだけでなく、社外のお客様を相手に英語を使うのであれば、聞きやすい発音、丁寧な表現を身につけるべきです。契約書を交わす必要があるなら、契約締結に必要な英語表現を知るのが先決。転職を希望するなら、まずは英語で面接を受けられるようにトレーニングです。