話す話題がないのが一番の問題
「英語力の階層」について、私は次のようなイメージを持っている。まず、土台となるのが「発音」と「文法」。その上に「ボキャブラリー」が載っていて、一番上に「あなた自身のリテラシー」がある。
この、「あなた自身のリテラシー」こそが英語ができるかどうかを最も左右するポイントだと思う。たとえば、"What's new?"と問われた時に困るのは、newという英語がわからないのではなく、英語でどう答えていいのかわからないのでもなくて、話すことがないからである。"Nothing new."と答えて終わりになってしまう。
あるいは、英会話学校の教師の間でよく話題になることだが、生徒に職業を尋ねると"I am a office worker."としか答えてこない。これでは何の情報も相手に与えていないので、会話は全く先に進まない。
英語でも日本語でも同じである。「最近どう?」「いや、別に」と言って終わるかどうかは、英語力の問題ではない。いや、極端に言えば大人の英語の問題のほとんどは、英語力ではない。話すことがないことが問題なのだ。ここに英会話の上達の壁がある。
TOEICの点数が高い上級者でも、話されている内容を深く理解していないせいで、会話にならないことがある。たとえば、revenue, cost, income, profitという単語がある。それらの日本語訳を知っていても、その関係がわかっていないと、話がそれ以上深まらない。revenueはsalesと何が違うのか。
両方とも日本語にすると「売上」、あるいは「収益」と「売上」。では、収益と売上って何が違うんですか、と訊かれるとうまく答えられない。
結局は、どんなに英語そのものを勉強していても、リテラシーがなければビジネス英語はできるようにならないのである。たとえば私の英語力はご紹介したとおりだが、他にも英検1級は筆記試験の段階で不合格である。5年ほど前に受験したところ、ボキャブラリーが全く不足していた。おそらく、国連英検A級などの難しい資格も不合格だと思う。何しろ、ビジネスと自分の趣味以外の領域の英語は、ほとんどわからないのだ。
文学や歴史、環境問題やサイエンスなど、日本語でもよくわからないことを英語でやられるとさっぱりだ。「グリーン活動について」などの論文を読んで、主旨をまとめろと言われてもわからない。これは私のリテラシーの問題であり、英語の問題ではないのだ。
たとえ通訳者であっても、得意領域以外はうまく訳せないことがある。私のクライアントのひとつである外資系企業では、外国人と日本人が入る正式な会議では通訳が入るが、そのクライアント企業での経験が浅い通訳は時々誤訳してしまうことがある。
理由はシンプルだ。日本語もそうだが、同じ言葉でも業界や会社によって微妙に意味が異なるからだ。また、ひとつの言葉の裏にはさまざまな背景情報があり、それを理解していないと正しく意味を伝えられないことがあるのだ。
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