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今回のアンケートの中で、TOEIC受験の為に英会話スクールに通った経験のある人は、42.4％だった。

その中でも、特に効果ありとの回答が多かったのは、マンツーマン英会話スクールのAtlasとGABA。どちらも、英会話のみならず、TOEIC担当講師が自在にレッスンをカスタマイズできる強みが、スコアアップにつながったとの意見が多い。

次点としては大手英会話スクールのECCと外語学院とベルリッツ。

TOEIC対策コースはグループレッスンになってしまう為、レッスンスケジュールが自分の都合に合わなかったり、初心者コースでもテキストが初心者向けではなく難しいなど、なかなか、自分にあった学習法とはならなかったようだ。

ECCやベルリッツとは反対に、自分の都合に合わせやすいオンライン英会話スクールの利用率は、15.8％と少ない結果となった。

オンライン英会話スクールはフィリピン人講師を採用しているスクールが多く、発音に不安を覚える人が多い反面、ネイティブ・スピーカーを講師として採用している、e-AtlasやECCウェブレッスン、ベルリッツ・バーチャル・クラスルームを上手に利用しているという声も多かった。

英会話スクールに通ってTOEICのスコアがアップしたと回答した方は、37.8％。特にTOEICスコアが600点を超えていた人のスコアアップは、平均150点以上と明らかに効果的であることが判明した。

また、英会話スクールと併用して利用している方が多かったのが、英語学習アプリだ。アンケート有効回答の半数は何らかの英語学習アプリを利用していると答え、また、英会話スクールに通った経験のある人の85％が講師におすすめの英語学習アプリを選んでもらい活用していると答えた。

活用している英語学習アプリ
NHK　WORLD　RADIO JAPAN 　　　　　25％
TOEIC presents English Upgrader 42.1％

NHKワールドラジオの日本のニュースが聞けるアプリは、日本関連のニュースが多く内容が理解しやすい為、リスニングの練習には最適だ。

また、TOEIC運営団体の公式アプリは、フレーズ集や解説、理解度チェッククイズなど、ポッドキャストの内容を集約したもので、スキマ時間の活用に適しているだろう。

そして、英語学習の最大の問題は、学ぶ場所や時間の確保。

電車内・車内　25.6％
スキマ時間　　19.2％
静かな場所　　14.8％

忙しいビジネスパーソンにとって、英語学習の時間をひねり出すのは至難の技。そこで有効活用すべきは、通勤時間であり、中には「通勤時間を活用したいので、電車通勤できるところに引っ越した」という声もあった。無為に過ごしてしまう時間をいかに有効活用するか。英語学習に限らず、それが勝負の分かれ目となるのだ。