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英会話教室のみならず、ピアノなど、多角的なこどもの成長を願って種類がどんどん増えている習い事ですが、ここでは、脳科学に英語学習をプラスすると英語力が向上する習い事について書いていきます。中でも、リズム感や音感を養うにはやはり音楽です。

英語力アップによい習い事と聞くと、そろばん塾などのお勉強系と考えがちですが、しかしそれよりももっと英語を話すことに近いのが、実は歌を歌うことなのです。歌うように話すとはよく言ったもので、言葉を話すには日本語には日本語の、英語には英語独特のリズム感や音感が必要となってきます。

歌はリズムや音をコントロールして発声するので、英語のリズムや音に初めて触れたときにそれを再現する力が養えます。また、合唱をはじめ集団で演奏することは、同時にコミュニケーション能力も手にすることができ、一石二鳥といえます。

言葉を話す＝脳の使い方のポイント

１．コミュニケーション能力が身につくもの

会話は相手がいてはじめて成立します。自分の思いを正しく相手に伝えるためには、まず「今相手がどのように考えているか？」を読み、「このように話せば伝わるだろう」と、その場にあった話し方をするコミュニケーション能力が必要となります。

２．新しい言葉をかみくだく思考力が身につくもの

はじめて触れる新しい言葉を使いこなすには、どういうルールで成り立っているかを頭の中でかみくだいて理解することが必要です。そのためには一つのことを飽きずにじっくりと考える思考力を育ているのが何より大切なのです。

３．リズム感や音感が身につくもの

私たちは、言葉を話すときずっと同じ音やテンポでは話しません。区切りがあったり、抑揚があったりします。もちろんそれらは言語によって違うので、リズム感・音感が優れていれば、新しく触れた言語のリズムや音の習得に役立つのです。

テレビで見るポップ歌手やアイドル、オペラ歌手なども英語が話せる人が多いようです。中には外国生活を体験し、大きな影響を受けたことは確かですが、声楽も英語力アップの役に立っているようです。

歌を歌うことは、発声をするということから言葉を話すことに近いのは明らかです。しかも、リズム感や音感の両方を同時に鍛えることができる「いいこと尽くめの習い事」ではないでしょうか。ユニフォームが必要なところも中にはありますが、特別な道具は要らずその身一つでできるのもうれしいところです。

合唱は集団で行うものです。まわりの状況や空気を読んで自分の声の強さやボリュームなどを考えながら歌うため、リズム感や音感だけではなくコミュニケーション能力も同時に養うことができます。

その他にもフルートなどの笛（管楽器）は、自分の呼気を使って演奏することは、言葉を話すことに近いので、英語力アップに効果があります。管楽器の中でも、特にサイズ展開で在庫が豊富なのが笛です。手にあったサイズでストレスなく使うのも、習い事を長く続けるための秘訣です。

一方、リズム感が直に鍛えられるのは、なんといっても打楽器です。マーチングバンドや和太鼓などは集団で演奏することも多く、コミュニケーション能力も身につきます。ピアノは総合的な音楽能力が鍛えられるので英語力アップに一役買うでしょう。難易度が高めですが、教室数も多く始めやすいのが魅力です。