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ビジネス英語を使うためには「開き直る」ことが大切

ほとんどのビジネスマンは英語に苦手意識を持っていて、外国人と英語でコミュニケーションしようとしても口から英語が出てこなかった経験があるはずです。

英語のレベルにかかわらず、多くのビジネスマンが同じような悩みを抱えています。こうした悩みは「正しい英語を話さなければいけない」、という強迫観念から来ているように思います。

このような苦手意識を克服するには、英語ネイティブのような流暢な英語ではなく、通じる英語を話せるようになって自信をつけることです。結局は、ビジネスの現場で通じる英語が正しい英語だということです。

2020年を迎えてますますグローバル化が進む中、「Globish（グロービッシュ）」という言葉があるように英語を母国語としない人のほうが圧倒的に多いことがわかっています。実は、非ネイティブの日本人こそが世界の多数派であり、ネイティブスピーカーこそ少数派という事実があります。

この際、意識を変えてメンタルの壁をぶち破る必要があるかもしれません。メンタル面での気後れをなくすには、英語を話すことに慣れることしかありません。まずは場数を増やすことです。

次に、英単語やフレーズを増やしていき、実践のコミュニケーションで試行錯誤を繰り返しながら文法や言い回しのスキルを上げていくことです。その中で、日本人に最も必要なのが緊張しないようにすることです。

深呼吸して体を少し動かすとリラックスできます。同時に心もほぐれるので、何かを伝えたいという熱意が相手に伝わる可能性が高くなります。

ビジネスで使う英語は、パターンが決まっていることがほとんどでよく質問されることを前もって用意することが大切です。会議中に聞かれることや現場で聞かれることなど、あらかじめ答えを用意しておくことであらゆる場面に対応できるはずです。

ただし、外国人の多くはあなたの肩書や属性よりも具体的に「何をしているのか？」というあなた自身のことを知りたがる傾向があります。その他にも「何がしたいのか？」という目的意識が分かる内容の答えを用意していく必要があります。

外国人との会話というのは、より具体的であればあるほど弾みます。「話をもっと弾ませたい」と相手に思われることができれば、より信頼関係が築けるかもしれません。少なくとも、ビジネスにはプラスに働いていきます。

なぜなら、欧米人や中国人のことを考えると、外国では日本と違って横社会でモノを考えるからです。日本のような年齢や所属先などは、外国人にはほとんど関心を持たれないことが普通です。それよりも、あなた自身の考えを知りたいと迫ってきます。

それでも相手の英語が聞き取れないこともあるかもしれません。特に、英語が母国語ではない外国人を相手にするなら英語の発音についてはあまり気にする必要はないと思います。聞き取れなければ、もう一度聞き返すことです。

そもそも、お互いが母国語ではない英語で話している限り、失礼も何もありません。いい意味での開き直りこそが、苦手意識をなくす方法です。決して諦めずに何度も聞き直すことを習慣としましょう。

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