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社会人から本格的に英語学習を始めた人たちの学習法を含めて、特に「英語を聞き取るリスニング力」について、一体どのように高め、ビジネスに対応しているのでしょうか？

TOEICのような「英語の正解」に捉われることなく、それよりもどのように表現できるかを意識できるようになれば、次は言い方の練習をしていきます。

日頃から聞いていたフレーズや目についた英単語を英語で言えるようになれば、語彙力や表現力が鍛えられるようになるのは明らかです。

まずは、日本語から直訳することにこだわらず、リラックスしてイメージしてみます。例えば、洋画を観てみて、そのセリフから自分なりに英語で言い換えてみます。言い方としては、こどもにも伝わるくらいわかりやすい言葉を使ってみることです。

電車通勤時にも、中吊り広告や新聞広告などのタイトルなどを英語で表現する練習もできます。そして、日々学んだ表現をすぐに英会話スクールで実践することです。それでも、まだ心の準備がない方には、様々なシーンで妄想しながら英語を話す練習が必要だと思います。

ビジネスのシーンやカフェなどでの雑談など、英語を使う場面をできるだけたくさん妄想することで、うまく表現できない言葉や苦手な分野など、自分の弱点に気付くことができるかもしれません。

毎回つまずいたシーンで何度も言い方を練習できるようになれば、英会話スクールに通わずとも一人で英語表現の引き出しは増えていくと思います。

そんな中、海外駐在や短期赴任を経験した人たちの多くが言うには、英語での会議や商談の場などといったビジネスシーンでは状況が限定されるので、話す内容やパターンが決まっているということです。

結局、使用頻度の高い表現のパターンを覚えてしまえば英語に困ることはなく、相手も仕事として発音が悪くても理解しようと話を聞いてくれるわけで、それに身振り手振りで表現していけば、理解してもらえるということでしょう。

文法的に間違いがあったとしても、発音が多少悪くても問題はなく、むしろ伝えようとする熱意のほうが大切であるということです。ただし、英語を聞く力（リスニング力）については、ある一定のレベルが求められているように思います。

つまり、自分が認識できない言葉を話せるようにはならないということです。そのような「英語耳」を身につけるためにはテレビやラジオなど英語のニュースを聞き、とにかく英語に触れ続けることしかありません。

最初は、相手が何を言っているのかわからないかもしれませんが、聞き続けていると次第に耳が英語に慣れてきて、意味や発音も聞き取れるようになるものです。単語がわからなくても前後の会話から話の内容が推測できるようになり、知らない単語が出てきても焦らない程度には上達すると思われます。

このように、リスニングを継続しながら徐々に理解できる語彙を増やしていくということです。意味のわからない単語やフレーズは後でグーグル検索で調べ、ついでに同義語も調べると確実に語彙力を強化することができます。

そして、覚えた表現は積極的に英語を使う機会で使うことにし、これをコツコツと続けていくことで英語をわざわざ日本語にせずに、英語を英語のまま英海することができるようになる「英語脳」が育てられるわけです。

さらに、よりハイレベルな単語を理解すると、これまで以上に英語を理解する力はさらに深まっていきます。しかし、そのためには英語と同時に日本語の語彙も増やしていく必要があります。なぜなら、母語である日本語の引き出しがなければそもそも意味を理解することができないからです。

逆に、日本語の語彙数を増やすことができれば、それだけ英語で理解できる分野や範囲も広がっていくということになります。今、英語と日本語も同時に勉強することが基本となっています。

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