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企業などからグローバル人材を求める声が高まる中、その育成で成果を上げている英会話スクールがあります。

多くの受講生が、英会話レッスンを通じて国際情勢やビジネスなどを考えるようになり、コロナ禍でもグローバルという言葉の本来の意味が理解できるようになってきると感じることがあります。

世界的、地球的などの視点が出てきたことは成果の一つで、大学生はこれから就職活動をするにも国境を意識することなく、自分のやりたいことを大事して志望先を選ぶようになりつつあるようです。

たとえば、TOEICスコア700点以上は就職・転職を成功させる一つの基準ですが、それとは別に国際政治や経済、金融など体系的に学べるカリキュラムを用意している英会話スクールというのは存在していません。

マンツーマンレッスンに特化したスクールであっても、講師が個人投資家だったり、ウォール街に勤務した経験がない限り、本当の意味でのグローバルな知識を身につけることはできません。そうした講師は日本にもいますが、数が少ないので貴重な存在と言えます。

グローバル人材に求められるスキルは数え切れませんが、英語力や専門知識、そしてそれを支えるための教養を備えていることが前提条件です。英会話スクールには卒業がないので、短期間で集中して英語力と知識を向上させることが大切です。

英会話レッスンといっても、学びの中で得た自信がグローバルな視点につながっていくこともあります。そんな知識やスキルも現場で活かすには、具体的な発言力や行動力が必要です。スクール経営者や講師陣が、このことを意識することでレベルを上げることができると思います。

肌感覚で何かを説明するのは日本人の特徴ですが、グローバル社会ではデータを示して説明することが当たり前です。相手に納得してもらうには、明確なエビデンスや論理性が求められます。

だから、政府や企業が公表するデータを分析し、主要メディアの報道記事や個人のブログなどマイナーな情報にも目を向け、自分の発言の根拠を示すトレーニングを英語で行っていくことです。

それに対して、データに基づいて物事を考えるには専門的な知識も必要です。知識と思考力、行動力、そしてコミュニケーション力をバランスよく身につければコロナ禍でも上手く乗り切ることができるようになります。

また、英会話スクールで鍛えた英語力や学んだ知識を現場で試すことが重要です。これが英会話スクールの目的ではありませんが、若い人には多くの失敗を経験してもらうことで理解されやすくなります。

なぜなら、グローバル社会ではあらゆる意見や感情の衝突が起きるからです。宗教の違いなどは、理屈だけで解消することはできなくなります。英語を学んでいるすべての人に、そうした現実を知ってもらい、コロナ禍からなんとか立ち上がって前に進んでほしいと思っています。

国内でも、職場などで業務の中で衝突や対立があります。それを乗り切れない人は、いくら英語ができても必要とされない時代が到来しています。

コロナ禍だからこそ、その違いを受け入れて議論やコミュニケーションができる力がこれから活かされてきます。そのためには、自分自身を深く理解していることが欠かせなくなります。自分がどのよのような人間で、何を考え、何がしたいのかです。

そうした方針がしっかりしていれば、外国人であろうと実のあるコミュニケーションが取れるようになるはずです。その意味では、コロナ収束後にはより多くの人と出会えるために今から英語力を向上させることです。

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